難民121-764 かつての同居人兼相方「あんたの物なんか無い、私の物を盗っていく気か」



764 名前:名無し草 投稿日:2002/08/29(木) 09:35
押し掛け報告(されたほうじゃありません、した方です(w))はこちらで
よろしいでしょうか。本家じゃまずいですよね?

767 名前:764 投稿日:2002/08/29(木) 10:15
では、テキストにまとめてまいります。
押し掛けというのか少々疑問なんですが、何かの参考にでも、と思いまして。
ついでに言いますと、双方こちら読んでおりました。(ここに記入する事は
言ってあります)

780 名前:764(1) 投稿日:2002/08/29(木) 13:03
もう結構前の事になりますので、記憶に頼るところもありますが、書か
せていただきます。あ、すいません、当事者です>>768

当方26歳のOL。相手も同い年。彼女を仮にSとします。
同郷ではありませんが、私とSは帝都にて3年ほど同居しておりました。
いわゆる相方同士です。
その間は…今思い返すと少々アイタタな二人組でしたが、とりあえず
普通に生活を営んでおりました。貧乏でしたが暇はある、楽しい毎日
でございました(w
二人ともジャンルは関係なく大好きな同人作家さん(現在はプロ)がおり
半おっかけのようにしていました。そらもう彼女がイベント出るたびに
二人して差し入れ持って3時間4時間並んだもんです。
私の方が多少長く知っていた関係で、2種類ほど彼女のマイナーな本
を持っており、特に一冊はサイン入りだったもので、大事に取ってあり
ました。
帝都で、なおかつ姉妹でもないプーの娘二人住まいなど、普通は白眼
視されるものかもしれませんが、私が田舎出でなつこい事もあり、周囲
の近所づきあいも多い方で、顔見知りも結構いました。
その後ごちゃごちゃありまして、私がそこを出る形で離れましたが、相
変わらずSとの友人関係は続いていました。合鍵を交換するくらいの中
です。(お互い帝都に他に親しい友人と呼べる人がいなかったこともある)
その後私が就職、Sは相変わらずプーでしたので、多少間遠になりました。
その期間がしばらく続いた後、仕事の関係上で私が引っ越す事になりま
した。もちろんSにそれを伝えました。
その時はお互いに、寂しくなるねメル出すね、遊びに行くからね。という話
をしました。
仕事の方ですが、新しい営業所を立てるという所から始まる話でしたので、
引越しまでの準備期間が長く(1年くらいあった)その間私もちょくちょくそち
らに滞在。部屋を何日も留守にする事が多くなりました。

781 名前:764(2) 投稿日:2002/08/29(木) 13:04
で、です。
物が触られている、無くなっているような気がし始めたのです。
はじめは気のせいだと思いました。貴重品もなくなっていなかったし(だから
見つけるのが遅れたんですが)
しかし、順番に引越しの荷物を詰めていくうちに、例のサイン本他、普通の
人には何の価値もなく、かつ、隠してあった物がなくなっているのです。(普通
人(w)の彼氏が出来たので隠してありました(w))それから、コレクションの
アクセサリーを持っているのですが、買った理由というのがですね、内一つ
のデザインが非常にとあるキャラクターのイメージに合うという(自分で考えて
もアイタタです…)ものだったのですが、その一つだけがない。
更に、私は物を買うとパッケージや保証書の類を取って置くほうなのですが、
パッケージの方は残っているので、私の思い違いで物そのものが無いというの
は考えられませんでした。
状況証拠(合い鍵がある、自分の日程を知っている、Sには間違い無く価値
がある、隠した場所を知っている)でSを疑う自分を止められませんでした。
長い付き合いだ、間違っていたら土下座でも何でもして許してもらおう。そう
思ってSにメールを出しました。
「こちらが引っ越す事は知ってると思うが、もしかすると前の引越しでそちらに
私のものを残したままかもしれない。一度お邪魔させてもらいたいが、○月
×日はどうか」
さすがにお前が取ったんだろう!などと言えるわけもなく、こういうメールで
あれば、向こうも穏便に済ませようとするかと思ったのですが。
帰ってきたのは「迷惑です、邪魔です、来ないで下さい」調のメールでした。
…何より先に感じたのは、やっぱりSだったんだなあという、情けないやら
悲しいやらの思いでした。次にふつふつと怒りが。私も厨ですから。
「何も無道な事は言って居ない、自分のものがあったらそちらにも迷惑だろう」
という再度のメールにも「あなたは日本語がわかりませんか、来ないで下
さい迷惑です、来たらK冊を呼びます」という返信。

782 名前:764(3) 投稿日:2002/08/29(木) 13:05
確信はますます深まりますが、なんと言っても状況証拠。メールの往復に
『やかましい、元は私の部屋だ、私が入って何が悪い!』とキレました。
『押し掛けしてやるぞ、ゴルァ!』と思ったところで我に返りました。ええ、そこ
でここの事を思い出さなかったら立派な押し掛け厨としてギコちょっぷさんの
所で名前をいただいていた事でしょう(w)
慌ててSのメールと合宿所スレに今まで載った幾つかの断りメールを見比
べて、明らかな類似に気付きました。
Sは、私の事を押し掛け厨として扱おうとしていたのです。
がっくりと肩が落ちました。向こうがKに知らせていれば確かに押し掛けと
して扱われるかもしれません。(来て欲しく無い人が来るって意味なら確かに
押し掛けですしねえ…)私は遠く離れてしまいますし、回りを根気良く説得
したり、根回しする事もできません。
しかし、一旦中にさえ入れば武器はあります。Sと過ごした数年間です。Sは
絶対に、手元から物を放していない確信がありました。おそらくSが隠すであ
ろう場所も判っています。
※Sの目の前で探し出す事が出来る事
※それが自分の物であると言う証明が出来る事。
※確実な証人がいる事。
この3つの条件を満たすにはどうすればいいか、無い頭を絞りました。
諦めればいいとも思ったのですが、どーしてもサイン本とアクセサリーとだけ
は取返したかったんですよ!
普通に行ったら自分が押し掛け。K冊お持ち返り。
ならばはじめからK冊を連れていけば良いと言う結論に達するのはすぐでした。
というか、彼氏がKだったんで思いついたんですけど。同人説明するのに骨
折れました(w)最終的には判ってくれまして、予告した当日着いてきてくれま
した。車後部座席にはガムテープでぐるぐる巻きのダンボール箱。

783 名前:764(4) 投稿日:2002/08/29(木) 13:09
行く前に最寄の交番に寄りました。幸い私が住んでいた当時から同じ方で、
Sについて何か聞いているか(私とSが同居人だった事も知っている)尋ねます
と、見回りを頼まれているとの事。ほんとにフロチャ通りに行動していたS…。
この調子だと、近所への根回しもしてあるでしょうが、向こうさんは私の顔は
顔見知りとしてインプットされてるはずですから、そこらへんの事は気にしな
い事にしました。
当方からと向こうからと両方のメールをお見せして、頼み込むように証人をお
願いしました。(彼氏がKでしたので、なんとか信用してくれました)
SはK冊には、自分からの数通分の断りメールの他は、私からの最後の一通
(覚悟完了したので結構きつい言い方のもの)しか見せていなかったようでした。
さて、かつての我が家、S宅へと3人で向かいました。Kの方に呼び出していた
だきました。私と彼氏は後ろに立っていましたので、Sはぎょっとした顔をしま
した。私が来ている事、きちんとした証人(ご自分です)がいる事、しばらく上げ
てくれないかと言う事をKの方が穏やかに言いますと、
「あんたの物なんか無い、私の物を盗っていく気か」
…S…それだけで心象最悪だよ…(涙)
少々押し問答はありましたが、私が「見せてくれるだけでいい、何も壊さないし
何も盗ったりしない、何なら帰る前に身体検査してくれても構わない」とまで
言ったのを、K冊の方が後押ししてくれて(ありがとう…職務規程違反にならな
いといいな…)3人で上がりました。彼氏は入る気は無いという事でドアの前に。
私とSとK冊の方はひとかたまりになって部屋を動きます。椅子を借りて、私は
迷いなく部屋の隅に立ちました。Sの驚愕した顔が、笑えました(不謹慎)
知らなかったと思ってたんだろうな、宝物の隠し場所…。一ヶ所天井持ち上が
るところがあるんですよ。まあ、色々いれていたようですが、ありました。しかも
袋に入って他にも色々。全て私の物でした。(中には気付いていなかったもの
まで(苦笑))

784 名前:764(5) 投稿日:2002/08/29(木) 13:10
今思うと、部屋がきれいだった所で気が付けばよかったのですが、多分襲撃に
備えて『大事な物を隠す→見られて困るもの→私から盗った物を隠さないと!』
になり、急遽部屋を片付けて一まとめにした後隠したようです。
半狂乱になる彼女を押さえて、私は彼氏に車から荷物を持ってきてくれるように
頼みました。例のダンボール箱です。
備えあればなんとやら、私は彼女から持って行かれたであろうもので、自分の
所有である事を証明出来そうなものを持ってきていました。
1個欠けたシリーズ(幸い番号付でした)のアクセサリ、私が他の時にいただいた
サイン入りの同人誌(サインと、私の名前の確認)、電化製品の保証書、印(ちょっ
としたものですが)をつけた本等など。
こうやってまとまっていなければ、多分サイン本を見つけるのが精一杯だった事
でしょう。サイン本大きいんですよ。A3あるので。
Kの方が優しく「これはあなたのものではありませんね?」と聞くと、Sは小さな
声で「ハイ」と言いました。こちらに向かって「どうされますか?」と聞かれました
ので私としては特に何をする気も無い事を伝えました。

785 名前:764(6) 投稿日:2002/08/29(木) 13:11
考えて見ればSの気持ちもわかるんですよ。私も結構同居中に彼女に依存して
た面があるので。本と言うよりはやはり物が欲しかったんだろうと思います。離
れてしまいますので、よりどころに。いえもちろんやっていい事だなどとはけして
思いませんが。次やったら容赦する気などありませんが。
その後、私は荷物をまとめ、見ているんだかどうだかわからないSの前に一応
並べて持ち帰る旨告げて、3人で部屋を出ました。その時もSは呆然とベッドに
座り込んでいました。
ショックを受けたのが、悪巧みが上手く行かなかった事なのか、自分のやった
事を反省してなのかはわかりませんが。
その後の事は良く知りません。Sも引っ越したそうです。
これが、私の押し掛けの顛末です。考えて見ればどっちも厨ですね…。
そして相変わらず同じ同人作家さんの事は追いかけてます。Sがどうかは今は
わかりませんが、うっかり会場で会ったらお互いどういう顔をすればいいのやら。

正直、自分が厨な自覚がある程度には常識がありますので、「来るな」メール
を貰った時はキレました。そりゃ、知人にあれやられたら怒りますがな。私は
本当に知人でしたが、仮に脳内知人でも、一通目はオブラート一枚くらいは
足しておいたほうが良い物かもしれないなどとも思いました。

790 名前:764 投稿日:2002/08/29(木) 13:32
なんというか、脱力、でした。
今でもSを憎む気にはなれません。(取った物も、安いんだけどちょっとした思い出や
引っ掛かりのあるものばかりでしたので…何故彼女がそれを取ったのかは判る気が
しますし)というか…言ってくれさえすれば、多分あげただろうなと思えるものです。
サイン本とアクセサリは許しませんが(笑)
何で言ってくれなかったかなとも思いますし、言わせなかったのが自分かなとも
思いますし。どっかで吐きだしたかったので今更ですが書きました。
事が終わってしばらくして、知人を介してここ(というか合宿所)の存在を知って
いたのかどうかと、ほとぼりが冷めた頃書くかも…というのは伝えて了承は得て
ありました。あと若干の散文的なやりとりがありましたが、今では交流自体はま
ったく途絶えてます。(風の噂レベル)