83-351 「お姉さん、この2人泊めてあげてくださ〜い。お願い!」



351 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/10/06(日) 22:47 ID:4OVmG5RJ
昨年のことになりますが、押し掛け厨のネタを披露してもよいでつか?

401 名前:351その1 投稿日:2002/10/07(月) 02:05 ID:jQImqWi+
纏めていたら遅くなってすみません。
更に調べたら去年ではなく一昨年でした。それでは行かせてもらいまつ。

仲良くしている叔母宅へ遊びに行った際、リア厨の従姉妹の友人に対面した
その時が事の始まりです。今思い返せば…
従姉妹友人がオタであることは従姉妹から聞いて知っていて、私がオタである
ことも従姉妹は話しており、従姉妹友人は灰色(でいいのかな)ファンで私も
初期灰色を聴いたり、灰色メンバーと交友があるバンドのファンなのもあり、
従姉妹・従姉妹友人とオタ話や音楽の話をしたのです。
初対面の彼女は行儀のいいお嬢さんで、今時の子にしては言葉遣いもきちんと
していたし外見もごくごく普通、オタファッションでもなくまさかこの後
押し掛け厨となるとは想像も付きませんでした。その時は。
音楽話をしていた時、従姉妹がふと口にした「灰色おてんば姫でやるんだって。
○○ちゃんち近いんだよね」私は今年の春までおてんば姫から徒歩15分程度の場所に
住んでいたので「うん。おてんば姫でイベントあると八日堂が混むんだよね〜」
等と返し、従姉妹友人は「そうなんですかー、祖ニックも近いしいいなー」
そんな他愛もない会話をしたのを覚えています。

402 名前:351その2 投稿日:2002/10/07(月) 02:08 ID:jQImqWi+
それから暫く経ち子供を連れ夕飯の買い物に八日堂へ行くと、店頭にある付近の
催し物掲示板が目に入りました。「おてんば姫で灰色…」そういや従姉妹の友人も
来てるのかな、なんて思いつつ夕飯の買い物を済ませ、本屋やCD店に寄り道してる
間に八日堂店内で普段見られない衣装の人達が多くなってきました。
買い物も終わったし、帰ろうかな…と1Fへ降りる為にエレベーターに数人の
コス少女と共に乗り込みました。寿士・宅労・照流のコスらしき3人のうち一人が
こちらへチラチラと視線を投げてきて、その少女(以下、寿士)の声に聞き覚えも
あったのでコス少女をチラリと見遣ると寿士は満面の笑みを浮かべ
「きゃ〜!○○さん!!■■ですよ〜」
名前を聞いてああ従姉妹の…と思いだし会釈した私に寿士は「ちょうど良かった〜」
そう言って他2名に自己紹介させるのです。もう灰色ファンじゃないし、ナニ???
まあ、ライブ前でテンション上がっちゃってんのかな?なんて解釈していたら
寿士はにっこり笑って
「お姉さん、この2人泊めてあげてくださ〜い。お願い!」と。
はあ?何で見ず知らずの人、しかも未成年を泊めてやる義理がどこに。
「いやー無理だよ。だって知らない人泊められないし。ごめんね」そう言ったにも
関わらずエレベーターを降りても後を付いて来ます。
私は3人に「部屋が2つしかなく翌日子供は幼稚園があり、ダンナは午前様で帰宅し
出勤は午後からなので起きるのが遅い。なので無理」と説明したのですが、尚も
3人は食い下がってきます。「(寿士は)おてんば姫がある駅から電車に乗って
そう遠い場所じゃないんだから、ご両親にお友達を泊めていいか聞いてみたら?」
従姉妹の友人でもあるし…と努めて優しく言ってみたら

403 名前:351その3 投稿日:2002/10/07(月) 02:09 ID:jQImqWi+
寿士は懇願してきますが、「どうしても無理。私一人の家じゃないから私の都合じゃ
決められない。第一帰れない場所でのライブなら予め泊まる場所を確保してから
来るのが普通でしょ?電車のある時間にライブ抜けて帰ったら?
じゃあ夕飯の支度があるから」言い終えた私は子供の手を引き、家に急いで帰る為
タクシーに乗り込みました。行きは徒歩だったのもあり、尾行されたらイヤだから
タクシーに乗ったのですが…甘かった。

家に着き大慌てで夕飯の支度を終え、子供を風呂に入れたり寝かしつけたりしてふと
気付けば午後9時半。そうだ、従姉妹に電話しよう。あの子非常識だよって。
電話に出た従姉妹に一部始終を話し終えると
「あまりにも恥ずかしい行動ばかり(同人誌をマックで読むとか、大声で萌えホモ話をしたり
夜中に電話を掛けて来て萌え話をするなど)で、最近は付き合ってない。
後で寿士に文句言っておくから、ごめんね」
従姉妹が悪い訳ではないのでそれ以上言う事もなく、未遂で済んだんだしいいや。
あの子達も泊まる場所がなければ帰るしかないだろう…
ぼんやりしているとピンポーンとチャイムが。

405 名前:351その4 投稿日:2002/10/07(月) 02:10 ID:jQImqWi+

時計を見ると10時ちょっと過ぎ、こんな時間に誰だろうと不審に思いながらもダンナが
希に早く帰って来る時もあるのでインターフォンに出たら
「あのー、○○さんのお宅ですか?」○○は私の名前です。表札には苗字しか書いて
おらず…いやその前にこの声は…
咄嗟に「違います」と言ってインターフォンを切り、チャイムの音量を下げると電話に
飛びつき再度従姉妹宅へ電話をし寿士宅の電話番号を入手。従姉妹との話し中にコンコンと
ドアをノックする音が聞こえてきて、話し中だし出ないでいると向こうも苛ついてきたか
ドンドン、そのうちバァァンとドアを叩き付ける音が。
流石に近所迷惑だし、子供が寝てるのもあって出ない訳にもいかないとインターフォンで
「何時だと思ってるの?静かにして」それを聞いた寿士は
「ドア開けてくださいよ〜。この子達の泊まるとこ確保しないと私も帰れないんです〜」
「だから自分の家に泊めれば!?何で私が面倒見なきゃいけないの?」
「だって私達知り合いじゃないですか〜。うちは厳しいからライブに行くのも内緒だし
友達泊めるのも無理です〜。今日だって塾ってことにしてライブ来たんですよ〜」
…それは灰色の人達に言って下さい、と思いましたが本人達も迷惑でしょう。

407 名前:351その5 投稿日:2002/10/07(月) 02:12 ID:jQImqWi+
何を言っても無駄と判断し、寿士宅に電話を入れ
「お宅のお嬢さんが自分の友人を泊めて欲しいと言うのですが、私はお嬢さんの
級友の従姉妹なだけで一度しかお嬢さんに会った事がありません。迷惑ですので
お嬢さんを引き取りに来て頂きたいのですが」感情を抑えて話すと迎えに来て
くれる様子。寿士母との会話をインターフォンで伝え、お母さんが迎えに来るから
そこで待っててと言うと寿士は家の中に入りたがりごねますが、「うちは子供が寝てる
から無理」それを理由に断り続けること30分。寿士宅から当時の家までは車で30分位
だったのでそろそろかな?と待っても来ない。その間廊下で騒ぐ度に「静かにして」と
言い続けそうこうしている間にダンナが帰って来てしまい、寿士宅に何度電話しても
留守電になるしこのまま待っても仕方ないのでダンナが送って行くことになりました。
送って行く車中「灰色で思い出の曲は何ですか〜?」だの騒がれ、あんまり五月蠅いので
一喝したようですが、疲れて帰って来た所にまた車を出すハメになったダンナが今回
一番の被害者だったかもしれません。

408 名前:351その6(完) 投稿日:2002/10/07(月) 02:16 ID:jQImqWi+

この話はこれで終わり(長文でスマソ)なので皆さんの体験談に比べれば大して怖くも
ない下らない話ですみません。後日従姉妹が問いつめると
・何故私の家がわかったのか?
 怪しまれないように少し間を置いてからタクシーで後をつけてもらった。
 タクシーに乗るお金はあるがホテル代には足りず、何としても泊めてもらうしか
 ないと後をつけたがどの部屋に入ったかまではわからず。住所だけメモして
 会場に戻り終演後1件ずつ訊ねて回った。
・寿士母は何故来なかったのか?
 ダンナが送りに出たあとで何度も電話しても出ないので、どうしたんだろうと
 思っていましたが、ダンナの報告によると寿士の件で夫婦ゲンカしていたのだ
 とか。両親が玄関先まで出てきてダンナにお礼を言った直後、
 「お前がきちんと見ていないからこの子がダメになるんだ!」
 「なによ、私一人が親じゃないのよ!?」絶句。