573 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/06/20(木) 05:47 ID:EtXAbRbW
>569
> しかしほんの遊びのつもりで他人の生活の場まで入り
> 込むのは止めて欲しいもんです。
甚だしく同意。厨にとっては、同人や前世が日常と等価なので
「生活の場に入り込んでいる」という意識はないんでしょう。
お疲れ様です。
有名税なんて、本来他人から払うことを強要されるものではないのにね。

自分も体験談、というか目撃談(撃退編)を
お話しても良いでしょうか。5、6年前のことなのですが。

575 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/06/20(木) 05:55 ID:EtXAbRbW
ありがとうございます。では。

[1/4]
5、6年前、ある漫画家さん(C氏)のサイン会でのことでした。
その漫画家さんのサイン会は、一時期年3〜4回ペースで催されており
毎回200人以上のお客さんを集める大盛況ぶり。
私は当時、ある書店のスターフ側におり、会のセッティングを務めていました。
漫画家さんもすごくフレンドリーかつサービス精神旺盛な方で、
1人1人と会話を交わし、楽しませてくれました。
だがまあ、そんなフレンドリーっぷりを、「お友達認定★キャハ」と
脳内変換する厨もいるわけで、私の知る限りで2人、
客の間でも有名な「変な雰囲気の客」が派生。

・A…女、年齢不祥。どうも無職。薄汚ないトレーナー、アニメ声。
   エヴァン蹴りオン厨で、
   作家先生(男性)が何度「詳しく知らないです」と言っても
   自分の好きなカプの話を展開し、同人誌を見せる(自作?)。
   サイン会にはいつも整理券1番で現れ、会はいつもAの
   「センセ、エヴァ観てくれました〜?★」で始まる。巨コニー。
・B…男、リア工。ガリガリ色白でぶつぶつ喋る。
   鞄は同人ラミカだらけ。
   サインを終えても壁際に居座り、他の人と先生の会話に相槌を入れる。
   会終了後、打ち上げに向かう関係者御一行を
   何度か尾行し、ついには1度、共に円卓を囲んだ。
  (御一行が、各々「誰かの知り合いだろう」と思って咎めなかったらしい)

576 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/06/20(木) 05:56 ID:EtXAbRbW
[2/4]
Aは3年程で自然消滅したものの、しぶといのはBでした。
毎度毎度のことに店も重い腰をあげ強権発動。
まず入場させるなということになり整理券の配布段階から
厳戒体勢を敷きましたが
どうも別の方(親御さんでした)がお遣いに来てしまう為、無意味でした。
会に来たところを個別に呼び出して咎めても、意に介せず。
店側も、出版社側も、漫画家さんご自身(は、同席を控えて頂きましたが)も、
まあ客相手の商売のしがらみと言うやつもあって
それ以上のことが出来ずにいたのです。

漫画家さんの漫画家仲間の方に、D(女性)という方がいました。
Dさん他漫画家仲間の方も、サイン会にはよく応援に見えていて
お店でもトークを頂いたり、会の盛り上げに一役買って頂きました。
Dさんも人気のある方で、会場に見えていたDさんに
サインをせびるお客さんもいましたが
「今日はC氏のサイン会だから」と、やんわり断わってらっしゃったのが
私にも好印象の方でした。
Dさんは体育会系ノリで面白い方なのですが、締めるところは締め
すごく礼儀の正しい方です。

577 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/06/20(木) 05:56 ID:EtXAbRbW
[3/4]
ある時、また、B厨が姿を表しました。DさんもBのことは知っています。
いつも以上に粘り気味の悪い相槌を打つB。
整理番号2番でサインを終えたのに、会終盤になっても
先生の机に一番近い壁際に佇み、矢鱈と会話に割り込みます。
サインを終えた後も、会場に残るお客様は珍しくないですし、
大歓迎なのですが、皆さん一お客として、即席トークショーを楽しむ程度。
Bはまるでスターフや関係者になりきっているかのようでした。
話の流れで、漫画家さんが、楽屋に物を取りに行こうとしたところ。
B厨が行動を開始しました。楽屋に入り込もうとしたのです。

慌てて立ちふさがる担当氏。突然のBの行動に驚く漫画家さん。
なおも中に入ろうと、担当氏を押しやるB。
担当氏は慌ててドアを閉め、中にいる漫画家さんとBを隔離します。
その時、Bの首根っこを掴み、ぐいと後ろに引き離す猛者がいました。
……Dさんでした。

突然の行動を身上とする厨房のBにとっても
それは突然だったらしく、Bの体はあっさりひっぱられました。
Dさん、これまでの経緯をご存知なので、怒りMAXを超えているというか
顔 か ら 表 情 が 無 く な っ て い ま す 。

578 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/06/20(木) 05:57 ID:EtXAbRbW
[4/4]
「迷惑だって言われてるのがいい加減判りませんか!?
 君の所為で1つの会が、1つの店が、ここにいる皆の数時間が
 めちゃくちゃなって良いわけありません。
 君はそこまで大した人間じゃないって言っているんです!
 とっとと帰りなさい!!」
…こんな感じに怒鳴り付けたと思います。
というか、B厨、言葉の内容よりDさんの勢いに凍り付きました。
「ひっ、ひぃぃぃっ、ごごごめんなさいっ!」
人間が本当に「ひぃぃっ」等と言う声を発するのを、
この時初めて聞きました(笑
Dさんが手を離すと、Bはまさにガクガクという動作で
一目散に出口へと走って行きました。
静けさを取り戻した会場で、小さな拍手が沸き起こります。
ご自身も客商売なのに、厨に毅然と挑んだDさんの勇気を讃えて。
Dさんは一礼し、「言葉が荒くてお聞き苦しかったことと思います」
と詫びました。
Bはまだ完全なる厨ではなかったのかもしれません。
それからBを見かけません。増殖リベンジもしませんでした。
漫画家Cさんも、Dさんも、雑誌などで活躍中です。

長くなりまして失礼致しました。
個人を特定出来るような事項は、嘘にならない程度にいじりました。