804 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/04/22(月) 16:56 ID:gP/dmtkZ
すみません、ライブじゃないのですが、報告させてもらっていいでしょうか?

806 名前:804ー1 投稿日:2002/04/22(月) 16:59 ID:gP/dmtkZ
ありがとうございます。では書かせていただきます。

先々週の土曜の押し掛けについて報告させていただきます。祖父の葬儀にやってきた、従妹Y(リア工)とその
友人たちがそうでした。
 2ヶ月ほど前から、祖父の具合が急に悪くなり、入院しました。それでも1ヶ月ほどは意識もあって元気だった
のですが、そのあとは
もうだめで……本人が延命処置拒否を文書にしてましたので、そういった治療も何もせずただ静かに見送りまし
た。
 両親が亡くなったあと、私のことをいちばん親身になってくれた相手だっただけに、祖父が亡くなった前後か
らぼうっとしておりました。
両親が残してくれた財産も少しですがあるし、住む家もあるし、私自身は健康で働いているし、もういい年なん
ですが(20代後半です)
やはり骨身に応えました。

 葬儀は業者を呼び、近くの斎場で行いました。いたせりつくせりで喪主である私
は、親類やお知り合いに連絡することぐらい。それも
生前祖父がまとめておいてくれました。なので、お通夜も葬儀のある斎場でも、ほ
とんどぼうっとして、ただ来る弔問の人に頭を下げていただけでした。
 お骨を焼きに行き、お骨拾いができるまでまた斎場に戻って待っていました。そ
のあいだに仕出しを皆で食べ、少しくつろいだ雰囲気になってました。でも、私の
そばに来る人は皆、静かに慰めて離れていってくれました。

807 名前:804ー2 投稿日:2002/04/22(月) 17:02 ID:gP/dmtkZ
仕出しを食べ終わったころ、制服の3人組がやってきました。祖父とは直接血のつながり
はない、母方の従妹のYでした。「○○ねえちゃん(私のこと)、お久しぶりです」 私はまた
ぼうっとしてましたが、ああ、従妹のYだと認識して、「ああ、Yちゃん、よく来てくれたね」とい
いました。Yが来る義務はないですから、祖父に別れをいいに来てくれたんだと嬉しくなった
んです。
 Yはぽそぽそと祖父のお悔やみを言ったあと、連れの2人を紹介しました。「はっじめまし
て〜、YのツレのAでえ〜す」と1人が言いました。低い声でしたが、まぎれもないアニメ発音、
声に、私はやや呆然としました。「○○さんてえ、Tさんですよねえ?」私の反応にはおかま
いなく、Aたちは口々に話かけてきます。私もやってるジャンルをYたいも好きらしいです。
そのジャンルがいかに萌えか、先週のアニメがどうだったか(祖父の死でそれどころではあ
りません)、私の作品がいかに好きか、などまくしたてます。
「5月も新刊出されるんですよねえ、イベント行きますからくださいねえ」 なんだか悲しみで
ぼうっとしてる底を、小さな爪でひっかかれたような感じがしました。確かに新刊は出ますが
友人との合同誌です。かなり以前から決まっていた企画で、描いてる最中に祖父が倒れた
のですが、友人に迷惑はかけられないと(友人はこんな時期だから伸ばすか、いっそ無期
延期でいいと言ってくれたんですが)それだけは描き上げて渡しています。ですが、個人誌
は落としました。それにしばらくイベントには参加しないつもりです。

808 名前:804ー3 投稿日:2002/04/22(月) 17:02 ID:gP/dmtkZ
 ですからそういったことを説明して、本は渡せないと言いました。するとAとBはとたんに不
満そうな声。「えーっ、折角来たのに、つまんなーい」 怒りよりもこいつらは一体何を言って
るんだという不思議な気持ちで、つくづく相手を見てしまいました。
「だったら、絵、描いてください。なんだったらいまから○○さん家行って、書き損じでもいい
から原稿もらうとか、きゃは」
気がついたら、仕出しのナプキンとそのへんのマジックを持たされていました。「あ、○○
(キャラ名)と■■がキスしてるとこお願いしまーす」 そのへんで我に返りました。ナプキンと
マジックを膝におき、「ごめん、いまとても絵描く気にはなれないの」いつかはまたなれるかも
しれませんが、いまはとてもです。視界がぼやけて、ナプキンの上にぽとりと涙が落ちました。
情けないような、こんなへたれ同人でも応援してくれた祖父に申しわけないような、そんな気
分でいっぱいでした。
 その上に手が重なりました。Aの手でした。「がんばれ、がんばって描いてください」 私はま
たぼうっとしていたのかもしれません。

809 名前:804ー4 投稿日:2002/04/22(月) 17:03 ID:gP/dmtkZ
そのとき、Yが低い悲鳴を上げました。Yの髪を誰かがつかんでいます。叔父(Yの父でした)
 「おまえら、ちょっと来い」と叔父はYの髪を掴んでそのまま外へと引きずっていきます。ものす
ごい形相でした。A、Bも叔父のすごい剣幕に仕方なくついていきました。それから部屋の外
でYが殴られました。叔父の押し殺した、ですが迫力ある声が聞こえました。「葬儀に来て、喪
主たる人になんてことしてるんだ」「○○ちゃんは、たった1人の身内を亡くしたんだぞ」「ご友人
には帰っていただけ」と言った声が聞こえ、Yと叔父だけ戻ってきました。
 叔父はYの頭を押さえつけて、謝らせてくれました。お別れを言いたい、○○ねえちゃんを慰め
たいと言うから連れてきた。よもや友人も来るとは思わなかったが、斎場まで来たので追い返
すわけにはいかなかった。非常識な態度をとらせてもうしわけなかった、と涙ぐんで謝られました。
 私自身はそのとき怒りよりも哀しいのでいっぱいだったので、「もう、いいです」としか言えませ
んでした。実際、Yは途中から、AとBを止めてたのです。ですが、AとBが「何よ、あんたいつで
もTさんに会えるだろうけど、私たちはいましかチャンスないのよ」と押し切っていました。叔父
もYを殴ったり、叱ったりしたのも、実際のところA、Bに対するものだったんだろう、とあとから
思いました。 

810 名前:804ー5 投稿日:2002/04/22(月) 17:03 ID:gP/dmtkZ
葬儀は無事終りましたが、49日があり、7日ごとに読経をあげてもらうので、私は5月のイベン
トは行きません。ですが、AとBからははじけた内容のメールが来ました。どうやら遊びに来るつ
もりのようです。ようやく怒る気力は出てきたものの、返事する気力はなかったので、叔父にメー
ルを見せ、そちらで対応してもらうことにしました。が、叔父の反応からするに、どうも効果がな
いようです。 
 もし、もう一度メールが来たら、財産管理している弁護士さんに出てきてもらって、学校と教育
委員会と向こうの親に圧力かけてもらうつもりです。もしほんとうにやって来たら、即警察で、対
応も弁護士まかせ、処分は厳しいものにしてもらうつもりです←厨でごめんなさい。でも、長引く
ようなことは絶対したくないし、警察にお世話になって神経すりへらすようなこともしたくないのです。
 
気分の重くなるような報告でごめんなさい。でも書けてすっきりました。
 あと、途中改行まちがってすみませんでした。