777 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 投稿日:2002/04/04(木) 22:18 ID:JGZevy6z
どうやらライブは発生してないようなので報告させてください。
合宿所初期の頃のようなのんきな話ですが。

先週の土曜日にあったことです。
家の前で車を洗っていたところ、中学生ぐらいのお嬢さんがうちの方に歩いてきました。
近所の中学生は殆どが男の子で、女の子がこの辺を歩いているワケが無いのですが、
その時は、春休みに田舎に遊びに来た子のひとりだろうと考えていました。
が、その考えはすぐに消える事になりました。
その子が私の家の前まで来たところで足を止めたのです。
なんの用事なのかと、つい水を出しっぱなしのままその子を見ていた私に気付かず、
その子は肩からかけていたバッグから何かを取り出そうとしています。
とりあえず「うちに何か用ですか?」と聞くと、ようやく私に気付いたらしく、
「あの、ここは○○(私の名字)さんのお宅ですか?」と聞き返してきます。
間違ってはいないので頷くと、彼女が恥ずかしそうにうつむいてしまいました。
その時すでに私の脳裏にはここのことが浮かんでいたのですが、
すぐ裏では隣の家のおじさんが畑ですぐり作業をしているし、何より相手は一人。
そのうえ小さいし細い!ということで、私は警戒しつつも彼女に近づきました。
「うちに何か用ですか?」と再度問いかけると、彼女はさらに顔をうつむかせてしまいます。
今までに無いパターンだなー、と思わずのんきに考えて彼女が口を開くのを待っていると、
彼女は上目遣いに私を見て、「××(私のPN)さんですか?」とまさに蚊の鳴くような声……。

778 名前:777 投稿日:2002/04/04(木) 22:18 ID:JGZevy6z
ビンゴ…と思わずため息をついて、私は頷きました。
とりあえず喜んでいる彼女を縁側に座らせ、うちに来た理由などを聞き出した所、
・某テロリスト5人が主役のアニメに最近はまった。
・3年ぐらい前まで姉がそのジャンルだった。
・姉が捨てるというので、同人誌を全部貰った。
・引っ越し先の町の住所が載った同人誌があった。
・表紙の絵が好みだった。
・他に本が出ているなら、欲しいと思った。
・下心は無い。でも、ちょっとだけイラストを描いて貰いたいと思った。
と言う話を聞くことが出来ました。
ちなみに私の本は全て小説本です。
表紙は友人に頼んで描いて貰い、それは本の中でもきちんと言及されています。
彼女はいったいどこを見たのでしょう…。どうやったら、私が絵を描くと思えるのでしょうか。
と言うか、これは誤爆と言っていいのでしょうか?(笑)
どんな理由があろうと、アポを取らずに他人の家に来るのは失礼なことだと説明したところ、
彼女はあっさりと理解してくれ、今度は自分の礼儀知らずな部分に赤面していました。
どうやら天然だった模様。
一生懸命謝罪を繰り返す彼女を、もうやらないように注意しつつお見送りしたのですが、
最後に思わず「表紙を書いたのは絵描きの人で、私じゃないからね」と言ってしまった私は、
やはり意地悪な人間でしょうか?
なんとも言えないもにょり感を味わった、土曜の午前中でした。