50-83　押しかけ未遂？「サイン下さい…」とこれまた消えそうな声で　

休日に家でダラダラ寝転がっていたら、
玄関でドアをコツコツ叩く音がしました。
ベルを鳴らせばいいのに誰？もしかして風で何かぶつかってるのか？と
ドアを開けたところ、見知らぬ女の子が立ってました。
別にコニーでもないお嬢さんで、赤いダッフルを着て
ちょっと大きめの鞄を持ってます。（この辺はチェックポイントだったかも）
そんな人が来る心当りがないので、やばっ宗教？！と思っていると
女の子が小さな声でボソボソ何か呟いてます。念仏？！
ますます宗教だと思った私の耳に、「○○さんですか…」と自分のペンネームが聞こえました。
うわ〜同人関係です！ある意味宗教より嫌な来客です。
しらばっくれてドアを閉めようかとも思ったのですが、
その子がもじもじしている姿があまりに可愛かったので、
ついそのまま受け答えしてしまいました。
（私は女ですが、女だって可愛い子には弱いのです…）
私が○○本人だと知ると、彼女は鞄から一冊本を出しました。
うげぇっそれは私の本！丸見え。
「サイン下さい…」とこれまた消えそうな声で彼女が差し出してきました。
どうやら目的はそれだけっぽいし、何よりこの会話と本が御近所に見られたくない一心で
慌ててサインして（ってサインなんて無いから名前書いただけ）
「困りますからもう家には来ないでね」とお願いしてお引き取り願いました。
私の迷惑そうな顔を見て、やっと失礼な事をしたと気付いたらしい彼女は
帰る時何度も何度も頭を下げて、私がちょっと言いすぎたかしらと思ったほど恐縮してました。
それから一度も彼女は来てませんので、きっとソフト厨から脱皮してくれたんだと思います。

厨がみんな、こう素直だといいんですけどね…。
あと、可愛い子だと（笑）